1月4日のBPLシーズン２にて、拙作「最果ての勇者にラブソングを」が
大将戦課題曲として発表されました！
配信にて視聴いただいた方、実際にプレイしていただいた方、ありがとうございます！

ボルテの公募に受かるのはこれで二度目で、オリジナル曲としては初めてのことだったので、
本当に嬉しかったです！　

自分が作った曲に関して語るのがあまり得意ではないのですが、少しだけ…

・楽曲について

実は原題は「Null」（ドイツ語でゼロ）という名前で、無機質な曲になる想定をしていましたが、
駄々子さんの歌唱から刺激を受け、力強さと暖かさのある楽曲へと生まれ変わりました！
ここでは多くは語りませんが駄々子さんには大変お世話になりました、ありがとうございました！！

さて、こちら、ころころ拍子が変わる曲です。

イントロのピロピロ言ってたりドコドコ言ってたりする部分が7/4拍子
Aメロが4/4拍子
Bメロ15(7+4+4)/4拍子
サビ4/4拍子
Cメロ4/4拍子
ブレイク後 7/4拍子

がそれぞれ基準になっており、
それらの切り替え部分で拍子が1個増えたり1個減ったりしています。

こういうちょい足しちょい引きみたいな変拍子を使うのが好きで、
拙作「マイネ・クライネ・ナハトムジーク」や
「仮想現実のテレスコープ」もこんな感じでうごめいてます。
（あんま気にせず対処できる音ゲーマーすごい）

自分自身がバンドでドラムをやってた人間だったので
特にドラムの部分で好き放題遊んでみたのですが、
その結果自分では絶対叩けないフレーズだらけの曲と相成りました！！　やりすぎた！！！！

・譜面

ワカンナイ。ムズイ。ハヤイ。

……クリアするまで頑張るって決めたんだ

・タイトルの由来

ありがたいことに「タイトルが良い」的なお声をたくさんいただきました。
ホント嬉しいですありがとうございます。

言葉に対するイメージは人それぞれだと思うので以下は蛇足かもしれませんが、
一応僕なりにこのタイトルにした根拠、みたいなものを提示させていただきます。


最果てというのは、「遥かなる旅路の果て」のことです。
「人生とは長い旅のようなもので〜」みたいな卒業式校長トークをするつもりはないですが
何か目的を持った旅の終わる瞬間、
つまり「何かを成し遂げる瞬間」を意味するのが「最果て」です。

もちろん成し遂げた後も人生は続くし旅を続ける人もいますが、
「勇者」というワードに関連付けて言えば、RPGの世界なんかだと、
勇者、もといゲームの主人公って
ゲームクリアしたら凱旋して故郷に戻ってくる、みたいなイメージありませんか？

（RTAinJAPANのマザー２のアーカイブを見ながら書いてます）

それに、エンディングを見たらゲームは終わり、
再開するとラスボス直前、なんてのも多いですよね。


つまり「勇者」という存在は何かを成し遂げるとnull、
ゼロに還るものなので、
その戻ってくる直前、ラスボスを倒す直前、ゲームクリアの直前、
つまり「何かを成し遂げる瞬間」こそが
ゲームをプレイするにあたっての「最果て」であると考えました。
その「あと一息！」な最中にいる「最果ての勇者」に送る敬愛の籠った讃歌、
ということで「最果ての勇者にラブソングを」というわけです。

（ちなみに歌詞でも同様のことを歌っており、例えばブレイク直前の部分では
「まもなく勝利を手にするあなたの栄誉を讃え歌いましょう」みたいなことを言ってます）

そんな曲がBPLというボルテの頂点を決める大会で課題曲として採用されたこと、
本当に嬉しく思っております！　改めましてありがとうございました！！

ボルテの勇者サマたちはきっとゼロに還るなんてことはなく
さらに高みを目指して行くのでしょうね…！　陰ながら応援しております！！！

・春M3、申し込みました！！

最後に軽い宣伝です！

個人ではdeli.(でりどっと）という名義で曲を書いていますが、
Die Ellipse（でぃーえりぷせ）というサークル名義でCD制作もしております！
現在春M3に向けてCDを鋭意製作中ですので、
気になった方はTwitterをフォローするなどして、チェックしてやってください！

以上です！　ご覧いただいてありがとうございました！